カモメ食べ雨水飲み…南太平洋５０日漂流、３少年生還

ニュージーランド領トケラウ諸島沖の南太平洋で１０月上旬から、小型ボートに乗って行方不明になっていた少年３人が約１３００キロ離れたフィジー沖で発見され、保護された。少年たちは約５０日に及ぶ漂流中、捕まえたカモメを生で食べて空腹をしのぎ、雨水を飲んでいたという。

　地元メディアによると、救助された３人は同諸島出身の１４～１５歳の少年。１０月５日に小型アルミボートに乗って島から環礁に出たまま行方不明となっていた。偶然通りがかったマグロ漁船が２４日、漂流しているボートを見つけた。救助される直前の数日間は雨が降らず、海水をすすっていたという。

　行方不明直後からニュージーランド空軍が捜索していたが、発見できず、地元ではすでに葬儀が営まれた。少年の親らからは「奇跡の生還だ」などの喜びや驚きの声があがっている。

＜シンガポール＝塚本和人より＞


奇跡の生還・・・喜びや驚きの声が聞こえてくる。

澄み切ったどこまでも続く青い空。
透きとおった雄大な海。
手の届くところに、水平線に沈みつつある真っ赤に燃える太陽。

旅は人を大きくします。
そして、自然の美しさと恐ろしさを教えてくれます。
そこから人々は、学んでいくのです。